福岡空港を運営する福岡国際空港(FIAC)は3月27日、増改築が完了した国際線ターミナルビルの報道向け内覧会を開いた。免税店エリアを従来の4倍に広げて出店するブランド数を5割増やしたのが特徴で、2025年度の免税売上高を前年度と比べ25%増やしたい考えだ。28日に開業した。 免税店エリア 4倍に 免税店エリアの延べ床面積は約6000平方メートルとなり、出店するブランドは新たに45増えて計129ブラ ...
第65回九州地区高校軟式野球福岡県大会は3月27日、同県福津市のなまずの郷野球場で決勝戦が行われ、福岡大大濠が上智福岡を15-4で破り、2季ぶり20回目の優勝を飾った。福岡大大濠は、4月20日から長崎市で開かれる九州大会に出場する。 決勝 福岡大大濠 0 2 2 3 0 0 1 2 5 ― 15 上智福岡 1 0 0 2 1 0 0 0 0 ―  4 ...
熊本大が新たに開発した分裂して増える酵母から醸造した本格麦焼酎「ジャポニカスバーレイS34」が完成した。フルーティーな味わいが特徴で、開発した同大の谷時雄特任教授(分子生物学)の研究グループは、「分裂酵母焼酎で焼酎全体の魅力発信に貢献したい」と語った。 福岡県の「天盃」が協力 同大によると、世界には約1300種類の酵母があり、多くが一つの個体から出芽で増える。分裂酵母はほとんどなく、麦焼酎の醸造に ...
鹿児島県屋久島町・口永良部島の爆発的噴火から10年を迎えることから、第10管区海上保安本部は3月27日、備えの大切さを伝える絵本「ともだちはボルケ!!」(A4判縦、14ページ)を町に贈った。救助に携わった機動救難士の体験に基づいて作成、町内の9小学校に配布される。 屋久島町に贈呈 小学校に配布へ 絵本は、口永良部島の新岳で2015年5月に起きた爆発的噴火を描写。機動救難士の後藤領・第一災害係長とと ...
九州産の規格外野菜などをメインにしたカフェ「VEGETABLE LIFE CAFE」が3月28日、福岡市・大名にオープンします。カフェは、老舗結婚式場「八芳園」(東京)がフードロスなどの問題に取り組もうと運営。担当者は「四季折々の旬の野菜を用意しています」と来店を呼びかけています。 式場のシェフが創作! 「トマトのサイズが大小様々で、形がそろっていないと調理しづらく手間がかかります。でも、そういう ...
帝京大(東京)と福岡県大牟田市、大牟田商工会議所、大牟田医師会、市介護サービス事業者協議会は、「地域共創による持続発展可能なまちづくりに向けた包括連携協定」を結んだ。大学と、複数の行政機関や事業者団体が同時に協定を締結することは珍しく、関係者は「大学の教員や学生たちのアイデア、行動力を生かして、大牟田の活力につなげたい」と期待を膨らませている。 産業振興や保健福祉などの分野で協力 帝京大は1987 ...
福岡県大牟田建築士会(中野博会長)は、戦前の1936年(昭和11年)に建設された大牟田市庁舎本館(国登録有形文化財)内部の議場などを撮影・測定した精密な立体の3次元(3D)データの使用権を市に寄贈した。すでに、外観のデータは寄贈しており、同会は「石炭産業で栄えた大牟田の黄金時代を象徴する建物。精密なデータで再現しており、その素晴らしさを多くの市民に知ってほしい」と期待している。 外観に続いて内部も ...
長崎市や長崎県雲仙市にまたがる橘湾の赤潮被害を受けて、同市の水産会社「天洋丸」(竹下千代太社長)が2024年から養殖を始めたトラウトサーモンの出荷が4月に始まる。身のオレンジ色と、夕日の名所で育てたことからブランド名は「橘湾夕焼けサーモン」。今年も24年と同じ3000匹を養殖している。 天洋丸の養殖はサバが中心だったが、23年の赤潮被害を受け、県内では先例がなかったサーモン養殖に着目した。冬から春 ...
北九州市小倉北区の中心市街地で2024年1月に起きた大規模火災で、跡地の復興について地権者らが検討してきた「魚町地区の復興を考える会」が3月25日、解散した。跡地の暫定的な利用方法や、再開発に向けた協議会を新たに発足させることが決まったため。陶器店が被災し、会長を務めてきた戸田和雄さん(76)は「皆さんの支えで何とか次のステップに行ける。ありがたい」と感謝を述べた。 新たなステップへ 火災は24年 ...
英語の辞書に「matcha(抹茶)」の文字が載り、日本茶に国内外から光が当てられている。福岡県飯塚市にある喫茶店「一枝茶店(ひとえさてん)」は、「世界に一つだけのブレンド茶」を目指し、こだわり抜いた一杯を提供している。 和菓子の世界から 店は福岡市南区の倉智江梨奈さん(28)が一人で切り盛りする。外壁や内装を白で統一した建物を訪ねると、お茶に対する倉智さんの強い情熱、いくつものこだわり、そして独自 ...
宮崎市中心部で様々な音楽を奏でる「みやざき国際ストリート音楽祭」が2025年も4月20日に開かれる。実行委員会は運営費に充てるため、クラウドファンディング(CF)での寄付を呼びかけている。 宮崎市中心部 アーティスト300人超が集結 同時期に開かれる宮崎国際音楽祭の関連イベントとして2006年に始まったストリート音楽祭は例年、県内外から300人超のアーティストが集い、ジャズや吹奏楽など様々なジャン ...
大分県宇佐市の宇佐神宮創建1300年の節目を観光振興に生かし、経済活性化につなげようと、市と三和酒類(宇佐市)、宇佐商工会議所などでつくる記念事業実行委員会は市役所で連携協定を締結した。 商品作りや記念イベントへ連携 協定では、3者で地域の産品の消費拡大や、観光客誘致の促進に取り組むことなどが盛り込まれている。具体的には、地域資源を生かした商品作りや、記念イベントの企画などを想定しているという。