本書の舞台は、1938年のスペイン。実は、1936年7月18日払暁(ふつぎょう)、スペイン全土の50カ所の陸軍駐屯地で共和国政府への軍事蜂起が起こった。これに対して、市井の市民や労働者たちが果敢に武力抵抗し、なんと20日には、マドリードとバルセロナの両駐屯地、数日後バレンシアの駐屯地を制圧した。この三大都市の陥落を引き起こした反乱軍の失敗のため、内戦となった。
2017年の初遍路の時から、著者は生涯3度の遍路を決めていたという。父のため、母のため、そして自分のため。四国だけでなく、スペインのサンティアゴ巡礼道800㌔、韓国のプサン―ソウル500㌔、熊野古道も歩き、しばらく歩かないと、そわそわと体の芯が定まらなくなるという。「生きることは、歩くこと」なのである。今回は八十八霊場に加え別格二十霊場も巡拝し、その距離1600㌔。 四国が山岳信仰の場になったのは ...
米国の首都ワシントン近郊のロナルド・レーガン空港付近で着陸のため滑走路に進入しようとしていた旅客機と軍用ヘリコプターが空中衝突して川に墜落した。乗客乗員67人は全員死亡したとみられている。
神ならずとも預言者が地上でそれを遂行できる絶大な権力を同時に持つなら話が早い。米国は相対的に衰えたとはいえ、いまだ世界の超大国だ。その意味でトランプ氏は史上最強の権力を持った「預言者」と言える。問題はそれがどこまで神の意志に沿っているかどうかだ。
冬になると春を告げる梅の花の便りを心待ちにするようになる。万葉人が歌に詠んだ花で一番多いのは萩、次いで梅で、桜よりも梅が愛されていた。奈良市在住の万葉の花研究家・片岡寧豊(ねいほう)さんに、代表的な梅の万葉歌を取り上げ、梅に託した万葉人の思いや、薬と ...
ジャーナリストの鈴木エイト氏による「引きこもり」発言などに対し、名誉棄損であるとして「全国拉致監禁・強制改宗被害者の会」代表の後藤徹氏が1100万円の損害賠償を求めていた裁判の判決が31日、東京地裁であった。一場康宏裁判長は、原告側の主張する鈴木氏の ...
歴史的証言が記録されるなど時代の空気をよく表しているのは、平安時代の貴族の日記。行事や儀式は先代の日記でやり方を確認した。貴族の家の存続に大きな役割を果たしていたので、戦乱にあった時は何よりも日記を抱きかかえて避難したという話もある。
【サンパウロ綾村悟】ブラジルのルラ大統領は30日、トランプ米大統領がブラジルに対して関税を課した場合、ブラジル政府が報復関税を米国にかける用意があると示唆した。
石破首相は、かつて田中角栄元首相が進めた「日本列島改造」が、道路や鉄道などハードなインフラ整備を起点とするものであったのに対し、令和の列島改造ではソフトの魅力から新たな人の流れを生み出すことを目指すとしている。産業や社会のソフト化、IT化の中で当然の ...
米国の作家ジョン・スタインベックの旅行記『チャーリーとの旅』(岩波書店)が青山南氏の新しい翻訳で刊行された。これは作者が長い期間この国を肌身で感じてこなかったために、記憶がいびつになってしまったと自覚し、米国を一周する計画を立て、1960年の秋から冬 ...
関東地方最東端、千葉県銚子市は日本屈指の水揚げ量を誇る銚子漁港を擁し、ヤマサ醤油(しょうゆ)、ヒゲタ醤油など醤油の町でもある。屏風ケ浦(びょうぶ)などジオパークは、新しい見どころとなっている。レンタサイクルで屏風ケ浦に行き、関東平野の地層を観た後は、 ...
公明党機関紙「公明新聞」は15日付1面トップで大きく報じた。「西田幹事長は今回の協議会の意義について『日中の信頼醸成を図って両国の国民感情を改善させ、やがては日中首脳会談を常態化し、関係改善の拡大をめざすべきものだ』と力説した」と伝えている。