〈被災地に手向（たむ）くと摘みしかの日より水仙の香は悲しみを呼ぶ〉 〈帰り得ぬ故郷（ふるさと）を持つ人らありて何もて復興と云ふやを知らず〉 ...

「この世には足をとられるような深みがたくさんあるから、最も安全であるためにはいささか軽めに・浅く・世を渡るべきである」（関根秀雄訳）というモンテーニュが『エセー』に記した言葉を想起させる。だが、人生はいつも思い通りにいくわけではない。次のようなときも ...

第29回若山牧水賞の授賞式が1月30日、宮崎市であった。第10歌集「橡（つるばみ）と石垣」（砂子屋書房）で受賞した大辻隆弘さん（64）=三重県松阪市=と、第2歌集「Mother」（ながらみ書房）で受賞した高山邦男さん（65）=東京都武蔵野市=が喜びや ...

〈まなこ閉（と）ざしひたすら楽したのし君のリンゴ食（は）みいます音（おと）を聞きつつ〉（1976年） 皇太子時代の上皇さまとのひとときを ...

歌集の表紙や挿絵、画家からの手紙など60点を並べた。画家は日本画や洋画の13人。信綱が自身で手がけた最後の歌集「山と水と」は、装丁を大観が担当し、山や松を幽玄に描いた。玉堂は浅間山など旅先から自筆の絵入りではがきを送り、青邨も東大寺を描く自画像などの ...

恒成美代子さん寄稿▼『風の島から』は、「みちしほ短歌会」代表の末永孝子（長崎県壱岐市）の第1歌集。壱岐に生まれ、現在も壱岐で暮らす。玄...恒成美代子さん寄稿▼『風の島から』は、「みちしほ短歌会」代表の末永孝子（長崎県壱岐市）の第1歌集。壱岐に生まれ ...

昨年、90歳の卒寿を迎えられた上皇后さまの未発表の短歌466首を収録した歌集「ゆふすげ」が15日、岩波書店から刊行された。優れた歌人として ...

〈帰り得ぬ故郷（ふるさと）を持つ人らありて何もて復興と云ふやを知らず〉 上皇后美智子さまが昭和、平成に詠まれた未発表の和歌466首を ...

〈帰り得ぬ故郷（ふるさと）を持つ人らありて何もて復興と云ふやを知らず〉 上皇后美智子さまが昭和、平成に詠まれた未発表の和歌466首を集めた歌集『ゆふすげ』（岩波書店）が出版された。初めての単独歌集『瀬音』の出版（1997年）から28年 ...

〈被災地に手向（たむ）くと摘みしかの日より水仙の香は悲しみを呼ぶ〉〈帰り得ぬ故郷（ふるさと）を持つ人らありて何 ...

10日午前4時20分ごろ、 長野県 駒ケ根市赤穂の駒ケ根工業高校敷地内の合宿所から出火、木造モルタル2階建て約235平方メートルを全焼し、約5時間後に鎮火した。けが人はいなかった。 ...